コミュニティに人を集めたり、メンバーになってもらうための情報発信のポイント

これまでに多くのコミュニティの相談を受けてきました。
具体的に、立ち上げ前であれば、下記のような相談をいただきます。
・集客で疲弊しないか心配
・メンバー間または主催者とメンバーでトラブルが起こらないか?ルールや規約をどのように作ればよいか?
・コンセプトに関して
・プラットフォームは何を使うのがよいか?
・参加者管理やお金の管理をどうしているか?有料のツールを使うべきか?
一方、すでに立ち上げている方であれば
・どうやってメンバーの参加(主体性)を引き出したり、新しい活動を生み出すか?
・フラットなコミュニティをつくるには?(マウントをとる人が出てくるのを防ぐ方法は?)
・メンバーにリピート、継続してもらうために押さえておくべきことは?
・値上げの仕方は?
・メンバーとの付き合い方や距離感は?
といったことになります。
中でもイベントの主催やコミュニティづくりの初期に起こりがちだったり、悩みとして出てくることが多いのは集客に関してです。
今回は、実際に受けた相談を題材にまとめてみたいと思います。
※これまでの新規集客やリピート集客の実績の詳細は、こちらにまとめておりますので、ご覧いただければと思います。
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以前いただいた具体的な相談は、
趣味で月に数回、1日バー店長という少人数のイベントをやっていて、
・集客に苦戦している
・ゆくゆくはもっと大きい規模のことをやってみたいが、
自分がやりたいなと思うことを一緒にやっていける人や、
参加者をどうやって集めていくかのイメージが出来ず悩んでいる
というものでした。
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集客における情報発信で気を付けるべきこと

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まず集客についてですが、
今回のケースは、毎回イベントのテーマが異なるということで
集客の難易度が上がるという話はさせていただきました。
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そんな中でもできることの一つとしてお伝えさせていただいたのは、
お客様が役に立つ情報でかつ、自分自身が苦にならない(=発信して疲れない)
テーマの情報発信を適度にできるとよいのではということです。
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SNSでもブログでもメールマガジンでも、
イベントのお知らせばかりだと飽きてしまう人も出てくるでしょうし、
まずはイベントと関連する&役に立つであろう情報発信を積み重ねれば、
興味を持つ人も増えてくると思います。
(欲を言えば、発信の仕方も、文字・音声・写真・動画といろいろできるとよいと思います)
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また、情報発信においては、”伝わる文章”を意識します。
伝わる文章を書く上で効果的なのは、
参加者にアンケートを実施したり、直接でも拾った声を
そのまま告知文やイベント報告文などに反映させるということです。
(一般的に自分自身の想いや想定よりも、響きやすいためです)
※いざアンケートを実施する際は、どんな質問項目を用意するかや批判的なことが書かれない工夫は必要と言えます
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自然に協力者を見つける3つのステップ

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一方、自分がやりたいなと思うことを一緒にやっていける人をどう探すかについてですが、
前提として、「いきなり協力者から集めない」ことをお薦めします。
個人的な経験として、最初参加者と同時に協力者も募っていました。
しかしながら、定着しないケースが多く、元々参加者だった方が協力者となるケースの方が
定着する傾向にありました。
そこで、参加者から協力者へとシフトしていく流れを3段階に分けたいと思います。
第一段階としては、参加者の交流密度を増やすことになります。
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自己紹介タイムを設けるとよいでしょうし、少し工夫するとすれば、
他己紹介形式にしてみたり、共通点探しゲームを導入するというのも一つの方法です。
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第ニ段階としては、FacebookグループやLINEグループなど、
既存参加者の方向けに発信する場(プラットフォーム)を用意することです。
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そこで自ら情報発信することはもちろんのこと、
参加者に関連した情報を紹介したりするのもよいと思います。
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そして第三段階では、
既存参加者の方にアンケートを実施します。
(回答していただいた方に何らかの特典を用意することで回答を得られやすくなります)
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その中に協力してもらいたいことを列挙して、
協力可能な項目にチェックを入れていただくというようにすれば
押し売りにはならず、自然と協力者も増やせるのではと思っています。
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コミュニティを継続していくために大事な要素

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最後に今回の話に出てきたわけではありませんが、
コミュニティを作り、人を集め、継続していくために大事な要素について
まとめてみたいと思います。
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考え方は人それぞれだと思いますが、
自分なりに考えたポイントは下記の通りです。
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・明確なコンセプトがある(他のコミュ二ティとの明確な差別化ができている)
・素の自分を出せる場である、悩みどころが近くて共有することができる
・定例化されている(=安心感につながる)
・参加者が発信できる場、機会がある
・変革した効果を実感できる、成功体験を得られる
・常にワクワク感があり、新たな出会いも生まれる
・事務作業をより効率化させ、極限まで自動化させる(生産的なことに時間を費やせるようにする)
※下記の記事も参照ください
0からコミュニティを立ち上げ、主催、企画、集客する方法

0からコミュニティを立ち上げ、主催・企画・集客する方法

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これまで12年続けてきたコミュニティのまとめ資料はこちら↓↓

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これまでのコミュニティ関連講座開催実績と参加者の声

 

2020年より、【地域密着型コミュニティの作り方入門講座】等、オンラインでコミュニティ関連の講座も開催し始めました。

これまでに合わせて30回以上開催をしてきて、参加された皆さんからは下記のような感想をいただきました!

 

「経験に基づいた実践的な活用法について学ぶことができます。現在、またはこれから地域コミュニティ活動を行っていくかたにおすすめです。(50代男性)」
「地域密着で自分のスキルを活かしたいとは思っているけれど、行動できずにいました。今回こちらの講座に参加させていただきましたところ、悩んでいた最初の一歩の踏み出し方を具体的に知ることができました。ご自身の事例や行ってきた実例を交えながらの内容で有意義な講義でした。直接的にアドバイスもしていただき、あっという間の1時間でした。(40代女性)」
「資料を使って、コミュニティの作り方や継続的な運用方法等を、ご自身の体験を交えながら、わかりやすく教えて頂きました。質問に対しても、一つ一つ丁寧に答えて頂き、非常に参考になりました。(40代男性)」
「コミュニティの作り方について、事例を交えて講義していただきました。とてもわかりやすかった。
講義後、色々とディスカッションしていただきました。ありがとうございました。(50代男性)」
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「先日はどうもありがとうございました。初めてのコミュニティづくりを考えていて、何から始めればいいのか分からない状態で受講させていただきました。私からの質問に対しても的確にご返答いただけたことでイメージが湧き、「こんなことからやってみようかな~」と思えるようになりました。講座の内容も分かりやすくて良かったので、次のステップにもまた受講したいと思ってます。(50代女性)」
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「講師の石井さんはコミュニティ構築、運営についての豊富な経験を持ち、自らのコミュニティ・起業に対して熱いパッションをお持ちの方です。
コミュニティ構築について、体系的・理論的に説明して頂けるのみでなく、自らの経験に基づいた工夫点や苦労話などもして頂けることができ、大変有益な講座でした。
「コミュニティ」という言葉にとらわれなくても、「仲間を集めて何か新しいことをやりたい!」という情熱を持った方でしたら、とても参考になる話が聴けると思います。
昨今のVUCA時代、多様な働き方の選択肢が求められており、時流に非常にマッチした講座だと感じました。(50代男性)」
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「長年の経験を分かりやすくシェアして下さる共に、質問にもとても親切に答えて下さり勉強になったのと、モチベーションアップにもなりました。ありがとうございました。(30代女性)」
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「SNSを使って広く宣伝したいと考えています。そのために今回、講座を受けさせていただきました。
私が実際にやりたいことについて、その方法を大変分かりやすく具体的に教えていただくことができたため、私はこれから何をすべきかが非常に明確になりました。ありがとうございました。(50代男性)」
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「必要に迫られて急にFacebookグループを利用することになったため、初心者ですが参加したいと相談したところ即OKのうれしいお返事をいただき、今回の受講になりました。わかりやすい資料を例にとりながら、初心者的な操作などもひとつひとつ画面共有で教えてくださり、一挙に上達した気分です。短い時間でしたが最後は少し発展的な話もありもっと勉強してみたいとモチベーションも上がりました。穏やかでこちらがどんなことでも聞ける雰囲気の先生です。ありがとうございました。(50代女性)」
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「コミュニティ作りとフェイスブック。学びたかった事がそのままタイトルになっていましたので受講しました。
限られた時間でしたが、コミュニティ作りの経緯などわかりやすく説明して頂きました。割とフェイスブックよりの質問を多くさせて頂いたのですが、親切に教えて頂き満足しています。(50代男性)」
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「Facebookグループには参加する側のみだったので、運営のポイントがわかりやすかったです。
今後できたら自分で主催したいと思うので、「オンラインサロン」の作り方の講座もして頂けると幸いです。
ありがとうございました。(40代女性)」

 

開催講座一覧はこちらからご確認いただければと思います。

 

そしてこの度、電子書籍KINDLE版【地域密着型コミュニティづくりの実践法】を出版しました。
そちらにさらに詳しくまとめておりますので、よろしければご覧ください!(計137ページ、上記の青字をタップしてください)

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石井 邦知(ISHII Kunitomo)

2011年2月に埼玉県川口市を拠点に総合型地域スポーツクラブきゅぽらスポーツコミュニティを設立。
主に(フットサルやバレーボール、バスケなどの)チームスポーツと(異業種交流、国際交流などの)テーマを掛け合わせた活動からスタートし、その後もスポーツ×地域活性・まちづくり・ソーシャルビジネスの領域で事業を展開。
具体的には、親子向けのコミュニティをつくったり、地域スポーツ事業者のためのコミュニティ(通称こむすぽ)を主催する他、子供会やPTAなどの地域コミュニティにスポーツレクイベントを、企業やNPOなどのコミュニティに体力測定イベントを実施するなどしている。
また主催している”異業種交流(YORIAI)フットサル”を通じて、輪が広がり、まち活かし会社・NCS株式会社(空間運営等)を2018年に設立、代表取締役。会社の一事業として、コミュニティ向けのレンタルスペースYORIAI西川口を運営。
その他、埼玉県が主催する、令和2年度 埼玉 Sports Start-up(SSS)の参加スタートアップ企業(伴走支援対象者)に選ばれたり、埼玉県春日部市役所シティセールス広報課のマーケティング業務の副業人材の公募で選ばれる。

 

追伸:
コミュニティづくりや運営に関する相談も常時受け付けておりますし、隔週に1回の頻度でコミュニティや集客をテーマにしたメールマガジンを配信しております。
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登録いただいた方は、【コミュニティ集客&運営チェックシート】【コミュニティ施策導入検討資料】の2つをダウンロードすることもできますので、希望される方は下記よりご登録ください!