コミュニティ参加メンバーの”温度差”を埋めるためにできること(コミュニティマネジメント)

コミュニティを初めてから
少し時間が経って起こりがちなことの一つに
“参加メンバーの温度差”があります。
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具体的には常連の方と初参加の方の認識のギャップであったり、
常連の方が仲良くなるのはよいことですが、
その方たちで固まってしまうと閉じた空間になりがちで
新しいメンバーが入りづらくなるといったことも起こり得ます。
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今回はそのようなことを回避するためにできることの例を
まとめてみたいと思います。
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まずは、オープンなコミュニティなのか、クローズドなコミュニティなのかを
明確にして、なぜオープンなのか?なぜクローズドなのか?の理由まで添えて
メンバーにも伝えることです。
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オープンなコミュニティを目指す場合にやるべきこと

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私自身がやっているスポーツコミュニティの場合は、
メンバーによって転職や結婚、出産など、
様々なライフステージがあって、
継続して参加できないメンバーも出てくるので、
新しい人が入らないと持続性がないし、
マンネリ化してしまうことを理解していただいています。
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常連の方は、言葉で伝えなくても
実感していただけていると思いますし、
新しい方を歓迎する雰囲気に自然となっていることが理想的です。
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そのため、情報発信についても
原則オープンにすることを心がけています。
(参加したことがある人用のFacebookグループをつくったり、
メールマガジンをつくって定期的に情報を発信しています)
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とは言え、ある程度熟成したコミュニティに
新しい方が参加しづらいと感じることもあるでしょう。
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ある程度熟成したコミュニティに新規の人が気持ちよく入るために

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そんな時の対策方法としては、
おススメの参加方法やコミュニティ活用法のガイドラインを作ったり、
常連の方に、継続的に参加するに到った過程をインタビュー形式で話していただくというようなことが
考えられます。
※おススメの参加方法の示し方の例はこちら
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あとはほぼ毎回、新しいメンバーがいて、
ほとんどの人が最初は同じような状況からスタートしたということだったり、
新メンバーがいないとマンネリ化するので、
参加していただけること自体ありがたいことをオーバーなくらいに伝えるのも一手です。
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ただその一方で、私自身の実体験で
「初参加者のフォローばかりで、常連参加者への扱いが雑」
と言われたこともあります(苦笑)

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既存のメンバーをケアする方法

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そこでとった対策としては、
既存メンバーだけの機会を設けたり、
常連の方限定のグループをつくってそこにいち早く情報発信したり
といったことをするようにしました。
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そこではたまに活動日程などの相談をすることもありますが、
引き続き工夫すべきことは考えていきます。
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その他に、できることとしては、
・同期(=一定期間に初めて参加した方々)を束ねたり、新メンバー歓迎会を行う
・適正な規模感(人数の上限)を定める(人数を抑える勇気ももつ)
などがあるかなと考えています。
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ここまで、様々な対策方法をお伝えしてきましたが、
一つひとつの対策で、うまくいくコミュニティもあれば、
うまくいかないコミュニティもあるでしょうし、
いろいろと試して、
コミュニティに合った最適な形を見つけるのが一番だと思います。

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フラットな関係性をつくるためにできること

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最後に、常連の方の声(意見)が強くなりがちみたいなことも起こりがちで、
平等な発言ができる場にするためにどんな工夫をしていますか?
という質問をいただくこともありますが、
ここで個人的に意識していることは2点です。
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一つ目は、普段あまり意見を言わない人が発したことを確実に拾うことです。
具体的に、普段寡黙な高校生が、バレーボールで人数が少ない時に
オリジナルルールを提案してくれました。
このオリジナルルールは、正直?な部分もありましたが、
内容よりも発してくれたことが何よりも貴重と感じ、
取り入れるようにしました。
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もう一つは、自分自身が率先して年上や常連の方をいじるようにするということです。(笑)
放置していると上下関係が生まれがちで、自然にフラットな関係性をつくるのは難しいことだと思いますので、
こちらから意図的にそうすることも必要だと感じています。

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